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A.当教室では、精神科臨床の一番の基本である「患者さんとの治療関係」を重視しています。その専門的技量を習得し、さらに、患者さんの人生全体を見ること(Formulation-based approach)、エビデンスを適応すること(Evidence-based approach)の両面から診療できることがhelping professionalの必要条件と考えています。あなたも精神科臨床のエキスパートを目指しませんか。
詳しくは、専門研修で目指すこと
A.名古屋市立大学精神医学教室の専門研修には、臨床コースと臨床研究コースがあります。それぞれに、いろいろなキャリアが開けています。
詳しくは、専門医研修プログラム
A.基本的には、大学病院で常勤として週4日(祝日除く)診療し、関連病院で週1日勤務します。他の大学病院精神科医局と比べて遜色ない勤務条件・待遇です。
大学病院での待遇は次のリンクが参考になります。(名古屋市立大学病院 総合研修センター 後期研修プログラムhttp://www.med.nagoya-cu.ac.jp/kensyu-c.dir/after_prg/index.html)
後期臨床研修医(シニアレジデント)という常勤ポストでの採用となり、社会保険がカバーされます。また、リフレッシュのため、毎年、教室員全員が夏季休暇を取得しています。学会参加も奨励されていて、遠方の学会に出張することも問題ありません。見学に来ていただくと、もっと詳しい情報をお伝えすることができます。
A.他大学出身者が過半数であり、学閥がなく、風通しのよい教室です。入局前の研修施設もさまざまです。
詳しくは、教室員紹介
いろいろな文化をベースにした教室員が集まっているため、特定のやり方にこだわることがなく、自然と世界標準を目指す雰囲気になっています。
A.精神科は人生経験が臨床に活きるので、年齢が高いことがハンディキャップにならない診療科です。医学部に編入学・再入学した教室員も多く在籍しています。また、他科からの転科や、行政職からの転科も大歓迎です。
詳しくは、教室員紹介
A.これははっきりしています。当教室には実験動物もいなければピペットもありません。つまり、動物実験や生化学実験といった基礎的研究は行っていないため、その領域の研究者を目指す方にはお勧めできません。その一方、実際に患者さんを診察していただいた臨床データをもとに、世界水準の臨床研究を行っています。
また、「とにかく初めから症例数を多く経験することが大事」と考えている方の期待にもお応えすることができません。当教室は、精神科医のキャリアの初めに基本をしっかり習得することを重視しています。基本がおろそかであれば、どんな経験も砂上の楼閣です。これほど精神科臨床の基本から研修できる施設はなかなかないと自負しています。
つまり、臨床が好きで基本から腕を磨きたい方、また、臨床の研究をしたい方には最適の医局と言えます。
A.もちろん大歓迎です。ご都合のよい日時に説明いたします。ぜひ見学に来てください!
連絡先:医局長 白石 直 ncupsychiatry@gmail.com
A.精神科はとてもやりがいのある分野です。ぜひ以下をお読みください!
専門研修において目指すこと
A.これからますます精神科は重要になってきます。厚生労働省は今までの4大疾病(癌、糖尿病、脳卒中、急性心筋梗塞)に加えて、2011年から精神疾患を追加し5大疾病としました。社会構造、医療レベルの変化に伴って、「こころの病気・精神疾患」の重要性が今後も高まっていくでしょう。
また、これから医療分野にもテクノロジーが応用され、システム化できる部分は人間の手を離れていくでしょう。しかし、傷ついた患者さんの心や精神症状に寄り添って支援できるのは、信頼できる心を持った人間、つまり専門的技量を身に付けた精神科医ではないでしょうか。
A.そんなことは全くありません。研修医の先生は、初めて大量出血の患者さんをみたときのことを覚えているでしょうか。相当に動揺したことと思います。しかし、適切な知識や経験が身に付くにつれて、大量出血にも冷静に対処し、さまざまなことにも気を配れるようになります。
精神症状にも似たところがあります。初めのうちは、患者さんの精神症状や重たい悩みを前にして、自分も苦しくなることがあります。しかし、精神科臨床の基本を学び、知識や技量を習得するにつれ、「同じ気持ちになって苦しむこと」と「患者さんに寄り添って支援すること」が全く違うと体験的にわかるようになります。その過程で自分自身を振り返り、ますます人間の精神や心理を理解していくことでしょう。
A.ここまで読んでいただいた方は絶対に向いています!
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