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精神科研修ノート改訂第3版が出版されました。
初版が出版されたのが2011年で、人気シリーズとのことで版を重ねており、本書には精神科研修でマスターしておきたい内容がふんだんに含まれています。
明智が本書の「サイコオンコロジー」と「薬物療法-総論」を担当いたしました。
日本サイコオンコロジー学会と日本がんサポーティブケア学会が編纂した「がん患者における気持ちのつらさガイドライン2024版」で、「IoTを用いた精神療法」の項を 当科客員教授で国立がん研究センターの藤森先生と明智が担当/執筆いたしました。本稿では、デジタル技術を用いた最新の精神療法に関する研究や名市大が中心なって行ったがん患者の再発恐怖に対するスマートフォン精神療法の多施設ランダム化比較試験なども紹介しています。
精神医学Vol66, No.9は「身体疾患の患者・家族のこころを支える コンサルテーション・リエゾン精神医学」という明智が企画した特集号です。
がん、心血管疾患、腎疾患、脳血管障害、神経変性疾患、救命救急医療、周産期医療、プレコンセプションケア、臓器移植、地域コンサルテーション、倫理、ACTを活かす、多職種協働など盛りだくさんの内容になっています。
また「がん医療における精神医学 サイコオンコロジー」を明智が執筆しています。
緩和ケアに精神科医として30年以上関わるなかでさまざまなことを考えてきた明智が著名な緩和ケア医である森田達也先生と終末期の患者さんのこころについて対談した「死を前にしたひとのこころを読み解く 緩和ケア÷精神医学」を発刊しました。
本書は、日本緩和医療学会緩和医療専門医 研修カリキュラム」に準拠した内容で、専門医をめざす医師のみならず、緩和医療を専門的に学ぶ医療従事者が臨床実践する際の指針となる一冊です。
緩和医療における最新の情報を盛り込んだことに加え、「AYA世代のがん」「がんサバイバー」「自殺予防」の項目を新設しています。
明智がサイコオンコロジーに関する複数の章の編集担当を務めました。
学生時代に本書で基本的な診断学や症候学を学ばれた方も多いのではないでしょうか。今回、大幅な改訂が行われ、第4版が刊行されました。
本書の不安・抑うつ、せん妄、食思不振・不眠の章を明智が担当いたしました。
がん薬物療法を行う上で知っておくべき知識を網羅した日本臨床腫瘍学会編集による専門医テキストの改訂第7版において、明智が「サイコオンコロジー」の章を担当いたしました。
このたびわが国でもっともよく読まれている精神医学の教科書「標準精神医学第9版」が医学書院から発刊されました。
全国の精神医学の講座担当者を中心に編纂されており大変充実した内容になっております。
本テキスト刊行に際して明智が編集者として参加するともに、「コンサルテーション・リエゾン精神医学」の項を執筆いたしました。
日本癌治療学会の制吐薬に関してのガイドラインが発刊されました。明智が改訂ワーキンググループのメンバーとして参加いたしました。 なぜ精神科医が制吐薬に関係するの、と思われるかもしれませんが、抗がん剤の吐き気には、予期性悪心嘔吐という心理学的メカニズムが深く関連する 症状があり、そちらを中心に担当いたしました。
乳癌の最新の薬物療法を紹介した本書の中で、明智が「うつ・不眠などの心理的反応に対する支持薬」の章を担当いたしました。
「名市大ブックス」が名古屋市立大学の教員がさまざまな話題について執筆するシリーズ本です。今回、明智が「ストレスが関連する病気:うつ病」について執筆いたしました。
本書は、教科書にはのっていない、精神科医になりたいと思っている人、迷っている人、精神医学に興味を持っている人、なったばかりの人に対して「普段あまり人に話すことのない思い」に近い内容を提供したいという願いから生まれた。執筆者の多くは、普段から一緒に仕事をしている仲間たちである。内容を考え、多くの若い同僚にも原稿を頼むことにした。手前味噌だが、類書のない興味深い書籍に仕上がったのではないかと自負している。
タイトルにある通り、精神科医になることを迷っている人、なったばかりの人、精神医学に興味がある方にぜひ手に取っていただきたい。そして、自身のなぜ?に答えを見つけていただきたい。精神科医への道を歩むのか、別の道を選ぶのか、という悩みを解決する一助になれば幸いである。もちろん、その後にどのような道を歩むのかはみなさんの自由である。(本書、前書きより)
明智は本書のなかで「抑うつ状態の患者に鎮静・安楽死を提供することは許容されるのか?サイコオンココロジーの立場から」という章を担当させていただき、下記のような内容について執筆させていただきました。内容については、とても悩みながらの記載です。
毎年刷新しながら発刊されている「今日の治療指針」ですが、2023年版の「がん患者の精神医学的問題」を明智が担当しました。適応障害、うつ病、せん妄治療の際の治療指針を紹介しています。
このたび国際サイコオンコロジー学会が中心となった編纂した「Psycho-Oncology in Palliative and End of Life Care」という書籍がOxford University Pressから出版されました。
その中の「Depressive Disorders」というchapterを慶応大学の藤澤大介先生、国立がん研究センターの内富庸介先生と共同で執筆させていただきました。
最先端の知見も豊富に含めた力作ですのでどうぞお手にとってみてください。
第3世代行動療法であるアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)は医学とは治療文脈が全く異なります。そのACTが精神科臨床においてなぜ有用なのか、どのように実践すればいいのかについて具体的に解説された本です。当教室および関係者からは、明智龍男が監修、酒井美枝(名市大いたみセンター)が監訳および第5章の翻訳を担当し、近藤真前が第6章、高畠聡が第7章、西岡真広(南知多病院)が第8章、小川成(名市大大学院人間文化研究科)が第9章、渡辺孝文が第10章の翻訳を行いました。
がんを含めた身体疾患によって、家族をはじめとした重要他者を亡くした遺族の診療とケアに関する本邦初のガイドライン。本書では、前半で悲嘆や家族・遺族ケアの基礎知識を総論として解説し、後半では治療的介入が必要な遺族の診断と治療法を解説するとともに、非薬物療法と薬物療法に関する2件の臨床疑問を設けて推奨を提示しています。明智と久保田が学会のガイドライン編纂の副委員長として参加して作成しました。
中山書店が編纂している「講座 精神疾患の臨床」の第7巻(地域精神医療 リエゾン精神医療 精神科救急医療)が発刊されました。
その中の「サイコオンコロジー」の章を明智が執筆いたしました。
緩和ケアおよび支持療法における世界で代表的な教科書です。本書のDepression/Anxietyの項を明智が執筆しています。
私は平成28-令和2年度にかけて文部科学省・大学教育再生戦略推進費・課題解決型高度医療人養成事業「慢性の痛みに関する領域」のプロジェクト・リーダーを務めさせていただきました(http://ncu-itami.com/)。本事業の集大成としまして、中心メンバーとともに「こころとからだにチームでのぞむ 慢性疼痛ケースブック」をこのたび医学書院から発刊いたしました。
当院のいたみセンター長の杉浦先生とともに私が編集を担当させていただきました。多くの患者さんが慢性の痛みに苦しまれ、また医療者もエビデンスが乏しい本領域で悩みながら診療に当たられていることと思います。そんななか、適切な評価に裏打ちされた良質なチーム医療こそ、治療・ケアのキーになると考えております。本書は慢性痛の脳科学的/薬理学的な最新の知見のみならず、33症例を通して慢性疼痛のチーム診療を包括的に学べる一冊になっております。もちろん、治療の核となる各種精神療法もふんだんに盛り込まれており、加えて臨床上有用な検査や社会福祉制度の紹介まで網羅されております。名市大精神医学教室からは近藤真前、小川成、酒井美枝、私が執筆させていただきました。
今回明智が企画した本特集号では、COVID-19の影響も含めた自殺の現状と予防対策について、第一線の医療現場や関連分野でご活躍の方に解説していただきました。
なお山田講師が子どもの自殺についての総説を書いておられます。
「緩和ケアに活かすICT」という雑誌「緩和ケア」の増刊号に、明智、内田が中心となって取り組んでおりますスマートフォン精神療法や来院しないで臨床試験に参加できる革新的なシステムを駆使したVirtual clinical trialの試みなどをまとめた「スマートフォンを用いた精神療法とICT技術を駆使した革新的臨床試験システムの開発」が掲載されました。
刺激に対するクライエントの感情的,認知的,行動的な柔軟性を高めるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)。そこにコンパッションを取り入れた治療の新たな可能性を,臨床例やワークシートもまじえながら紹介。
酒井が監訳を、利重が第1章前半、渡辺が第2章前半、今井が第4章の翻訳を担当いたしました。
本書は内科のサブスペシャリティの一つである、がん薬物療法専門医のために日本臨床腫瘍学会が編集している教科書です。
その中の、「サイコオンココロジー」を明智が執筆いたしました。
高齢者の7人に1人が認知症といわれ、多くの人が、加齢とともに身体機能が低下するフレイルや、さまざまな原因不明の「痛み」を抱えています。
ひとりひとりが人生の最終段階における医療・介護のあり方を適切に理解し、自身の病気を予防するのはもちろん、同居あるいは離れて暮らしているご家族の健康についてどのようなサポートが必要か留意することも大切でしょう。本書では、名古屋市立大学の専門家、名古屋市立大学病院や関連病院の現役医師・看護師らが、そのための医療知識をご紹介します!
酒井が「長引く痛みへの新対処法! ~痛みのある人生を、自分らしく、しなやかに生きる~」を執筆しました。
本書は本邦で最もよく読まれている精神医学の教科書の一つですが、DSM-5に準拠して疾患各論の並び順を変更し、内容も強化した第8版が出版されました。本書の中の「コンサルテーション・リエゾン精神医学」を明智が担当いたしました。
器質因がはっきりしない様々な身体症状の評価、治療をめぐって、精神医学をはじめとした精神保健の専門家の果たす役割は大きい。中でも医療者を悩ませる代表的な病態に器質因がはっきりしない慢性疼痛があげられる。本邦における成人における慢性疼痛の有病率は10〜30%とされており、わが国における健康損失の極めて大きな原因となっている(Nomura, S. et al. Lancet 2017)。慢性疼痛のメカニズムは未だ十分に解明されていないが、近年の脳科学研究から、感覚のみならず情動に関連する複合的な脳領域(ペインマトリックス)が関与していることが示されており、古い教科書に記載されている、侵害受容器-脊髄後角-視床-体性感覚野といった経路のみの理解では到底およばないことが判明している。今回明智が企画した本特集号では、現時点における身体症状症の最新の病態と治療について、第一線の医療現場でご活躍の方に解説していただいた。
2020年に開学70周年を迎える名古屋市立大学は、新型コロナウイルス感染症の影響が続き、人々が健康への不安を抱える中社会貢献活動の一環として、本シリーズ「名市大ブックス」を刊行しました。
第2巻となる本書は、新型コロナウイルス感染症と救急医療の現場で戦う医師たちをはじめ、ストレスや孤独による「不安」とのつきあい方、新型コロナウイルス感染症の重篤化を招くとされるタバコや肥満について、咳が慢性的に出てしまう咳ぜんそくや胃食道逆流症のこと、今心掛けたい口腔ケアや栄養摂取についてなど、さまざまなトピックを紹介しています。
今井が「不安について知ろう!~危険を知らせてくれるアラームとのつきあい方~」を執筆しました。
2020年に開学70周年を迎えた名古屋市立大学は、新型コロナウイルス感染症の影響が続き、人々が健康への不安を抱える中、社会貢献活動の一環として、本シリーズ「名市大ブックス」を刊行しました。
第4巻となる本書は、新型コロナウイルス感染症とのつきあい方や、ワクチンの予防接種についての記事をはじめ、お薬の管理や、食物アレルギーの最先端の対応、発達障がい、慢性痛、睡眠時無呼吸症候群、スマホやテレビの見過ぎにも起因する目の病気、歩行障害や認知症を引き起こす脳の病気についてなど、小さな子どもから高齢者まで、家族を守るために知っておきたい最新の「家庭の医学」のトピックスを紹介しています。
山田が「大人にもある、発達障がい」を執筆しました。
がん医療に携わる医療スタッフを対象として、サイコオンコロジーについて包括的、実践的にまとめた図書です。
「せん妄」について、奥山が執筆しました。
がん患者における認知機能障害という、ともすると見逃されやすい問題について、最新の知見をまとめるとともにその評価や介入について解説した本です。
「せん妄に伴う認知機能障害への影響」について、奥山が執筆しました。
インフォームド・コンセントの法理の原則に乗っ取ると、意思決定能力のある患者さんに検査や治療の説明をする場合には、大前提として病名を伝えておく必要があると考えられます。以前は伝えられなかった治癒不能のがんに関しても最近はほぼすべての患者さんに伝えるようになっています。一方精神疾患においてはまだまだ日常臨床でも病名告知に関して悩むことが多いのではないでしょうか。
本特集号では精神疾患における病名告知について復習しています。
日本精神神経学会が初期研修医向けに編纂しました「研修医のための精神科ハンドブック」が上梓されました。
精神医学が扱う広い領域におけるポイントをコンパクトにまとめてあります。明智が、その中の「せん妄ケアのエッセンス-中でも低活動型に焦点をあてて」の章を担当しました。
令和元年度革新的自殺研究推進プログラム委託研究 がん患者の専門的・精神心理的なケアと支援方法に関する研究班で作成した、世界で初めてのがん患者の自殺対策の手引きです。
明智が、進行がん患者の自殺対策の章を担当いたしました。
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/icsppc/index.html
からダウンロードできます。
「精神医学」1月号は、名市大前教授の古川先生と名市大など全国の9大学が協力して実施しました日本で初の医師主導の抗うつ薬の大規模臨床試験SUNDの特集号です。
SUND臨床試験は、正式名称「大うつ病に対する新規抗うつ剤の最適資料戦略を確立するための大規模無作為割り付け比較試験」のことですが、未治療のうつ病患者さんに対するファーストラインおよびセカンドラインの抗うつ剤治療を最適化する方略を検討した多施設の無作為化比較試験です。スポンサードバイアスなどがなく、あくまで臨床的な疑問に解をみつけるために医師主導で行った意義はとても大きいと考えています。さらに世界で3本の指に入る実践的メガトライアルでもあります。
全国の関連48クリニック・病院にて、計約70人の精神科医、35人超の臨床試験コーディネーターの方々のご協力をいただき、2010年から2015年にかけて2011人をエントリーしました。
主結果は同門のあらたまクリニック加藤先生を筆頭著者としてBMC Medicine (2018) 16:103 (https://doi.org/10.1186/s12916-018-1096-5)に発表されました。
毎年発刊される専門医の治療法を掲載する著書ですが、このたび明智が「身体疾患による精神障害」を担当いたしました。
「精神医学」11月号は、医療現場での怒りについての特集号です。
明智が監修し、名市大人間文化研究科臨床心理コース 寄附講座教授の小川成先生が「不安症の怒りに対応する」、山田が「大人の発達障害の怒りへの対応 」を執筆しています。
慢性疼痛には心理・社会的な要因の関与が多く、多職種によるチーム医療が重要とされています。名古屋市立大学病院では2017年よりいたみセンターが発足し、多職種チームによる慢性疼痛診療が行われ、その中で当科の近藤と酒井心理士が診療にあたっています。この本は、慢性疼痛を専門とする第一線の精神科医による論説を中心として企画されました。第3章C「慢性疼痛のACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)」を近藤と酒井心理士が執筆いたしました。
本書は日本緩和医療学会が編纂した緩和医療の専門医を目指す方や緩和医療を実践する際の指針を示した教科書です。明智が編集委員会の一員として参加し、「不安・抑うつ」「せん妄」「睡眠障害」「心理的反応」「コミュニケーション」「社会的問題」「家族へのケアと遺族へのケア」「医療従事者への心理的ケア」などの編集を担当しました。サイコオンコロジー、緩和ケアのスタンダードとなる情報をふんだんに盛り込んだわが国を代表する緩和医療学の教科書です。
EBM推進事業Mindsによる「診療ガイドライン作成マニュアル」に則り、実証的なエビデンスに基いて、また臨床に即した形でまとめた、がん患者におけるせん妄に関するガイドラインです。奥山が日本サイコオンコロジー学会ガイドライン策定委員会委員長として、策定に携わりました。
本書は毎年発行されている最新の治療指針を示した書籍です。明智が「がん患者の精神医学的問題」の稿を担当しました。
東京大学の吉内先生が編集をお務めになられた、行動医学の書籍ですが、その中の問題解決療法に章を明智が担当いたしました。
緩和ケアにおいては、どのような方法をもってしても症状が緩和できない際に、やむを得ず鎮静という医療行為が行われることがあります。高度な倫理性を要求される本医療行為に対しての手引きを日本緩和医療学会が出版いたしました。明智がそのなかの、「せん妄に対する緩和ケア」を担当いたしました。
本書は、うつ病の再発予防として開発されたマインドフルネス認知療法(MBCT)のワークブックです。MBCTの創始者であるTeasdale,Williams,Segalの共著「The Mindful Way Workbook An 8-Week Program to Free Yourself from Depression and Emotional Distress」の翻訳であり、MBCTの背景や理論を理解するための基本テキストと位置づけられています。第2章「うつ、不幸感、感情的苦痛:なぜ、私たちは巻き込まれるのでしょうか?」の翻訳を近藤が担当しました。
日本臨床腫瘍学会が編集しました、がん薬物療法専門医のための教科書「新臨床腫瘍学改訂第5版」の「サイコオンコロジー」の章を明智が担当いたしました。
時間的制約の大きい精神科外来診療の中で、うつ病に対して効果的な精神療法的アプローチをどのように行うか。17人の臨床家がうつ病の外来治療のヒントを紹介しています。近藤が第5章「日常診療での対人関係療法」を執筆しました。
本書は本邦で最もよく読まれている精神医学の教科書の一つですが、DSM-5を強化した第7版が早くも出版されました。本書の中の「コンサルテーション・リエゾン精神医学」を明智が担当いたしました。
不眠症はcommon diseaseであり、ガイドラインでは第一選択の治療法は非薬物療法となっています。その中で最も重要なのが睡眠衛生教育であり、精神科医はもちろん、全ての医師に必須の知識と言えます。その部分を近藤が担当いたしました。
看護領域で最も読まれている緩和ケアに関する教科書です。明智が「精神的ケア」を担当しています。
最も難しい死にゆく患者とのコミュニケーションの在り方をわが国を代表するがん専門医の國頭先生が学生との対話を通して考えたゼミの記録です。明智も講義のお手伝いと監修をいたしました。
本書は世界的に有名な緩和医学・医療の教科書で、The University of Texas MD. Anderson Cancer CenterのProfessor Brueraらによって編集されたものです。本教科書の中「Depression/anxiety」のパートを明智が執筆いたしました。
本書は本邦で最もよく読まれている精神医学の教科書の一つですが、本書の中の「コンサルテーション・リエゾン精神医学」を明智が担当いたしました。
本書は第三世代認知行動療法の一つであるアクセプタンス&コミットメントセラピーの最初の本であり、バイブルとも呼ばれています。
伊井が第9章「脱フュージョン」と第10章「アクセプタンス」、近藤が第11章「価値とつながる」、第12章「コミットされた行為」の翻訳を担当しました。
本書は、日本緩和医療学会が、緩和医療専門医を目指す医師の教科書として、研修カリキュラムに準拠して編纂されたものです。
「うつ病と適応障害」、「睡眠障害」、「心理的反応」、「コニュニケーション」、「家族ケアと遺族ケア」、「医療従事者の心理的ケア」について明智が、「せん妄」、「睡眠障害」について奥山が、共同執筆しました。
近年の脳画像研究の発展には著しいものがありますが、本書は脳画像が臨床においてどのように役立ちうるかを「ケースカンファレンス」という形で実践的に示したものです。
強迫性障害に関する項を仲秋秀太郎先生、川口彰子先生、橋本伸彦先生が担当しました。
本書は、日本緩和医療薬学会が編纂した教科書です。症状緩和が求められる様々な 症状に対する薬物療法や臨床薬理のみならず、コミュニケーションなどについて概説してあります。本書の中の精神症状マネジメントの章の執筆と編集を明智が担当しました。
がん患者に対する心理療法に関する最新の教科書です。認知行動療法、マインドフルネス心理療法、動機付けカウンセリング等に加えて実存的苦痛に対する心理療法、高齢者、死別に対する心理療法的アプローチなどについて書かれた実践的な良書です。当教室の内田と明智が分担で翻訳を担当しました。
今までわが国では、不眠に対する精神療法の無作為割り付け対照試験(RCT)はありませんでした。そこで名市大・高知大は共同研究としてこれを行い、短期睡眠行動療法 という精神療法の有効性を明らかにしました。同時にこの研究は、難治性のうつ病不眠に対する研究としては世界初でもあります。有効性が証明されたので、少しでも多くの方の不眠が良くなることを目指して、患者さん自身や治療者が書き込むことでこの治療を自分でできるよう工夫したワークブックです。
本書は、我が国のがん臨床の最前線で日々患者さんと向き合っている先生方によって執筆された、我が国でほとんど唯一の精神腫瘍学に関する系統的な教科書であり、がん患者さんの診療にあたっては必携の図書です。当教室の明智と奥山が分担執筆しています。
名市大サイコオンコロジーグループが取り組んでいる「がんの患者さんの心理的苦痛緩和のための問題解決療法」のテキストの一つとしている著書を、大阪大学や関西福祉大学の先生方と共同で翻訳いたしました。認知行動療法の一技法である問題解決療法のエッセンスが詰まった極めてプラクティカルな良書です。
今日、うつ病については多数の本が出版されていますが、老年期うつ病に限定して、その診断と評価、治療の原則をまとめた書籍はわずかです。本書は、老年期うつ病の臨床にかかわる幅広い層(臨床研修医や一般科の医師から老年精神医学の専門家まで)を対象に、的確な指針を示した実践的な教科書です。一般的な総論と個別の症例を提示する各論の二部構成からなり、老年期うつ病の臨床像の多様性に対処できることを企図しています。
DSM-Vでは現在の不安障害のセクションが、OCDスペクトラムのセクションと、PD, SAD, PTSDなどを含む恐怖回路のセクションとに分かれ、GADはうつ病セクションに含まれると言われています。その方向付けについて話し合われた国際会議の発表論文集です。
EBMのバイブル、JAMA Users' Guides to the Medical Literatureが発展・拡大されて第2版となって出版されました。古川がそのうち1章を書き下ろし、1章の改訂を担当し、また1章を共著者として執筆しました。
古川がフィラデルフィアのBeck Instituteのレジデンシー指導者用プログラムを受けに行ったときに受付のわきにAaron BeckとJudith BeckのライブセッションのDVDが置いてあった。好奇心半分で購入し、帰国後それを見たときの感動は今でも忘れない。教科書に書いてあること、講義で聴いたことは、こういうことだったのだ!
2000年にNew England Journal of Medicine誌に発表された、抗うつ剤とCBASPとの併用療法についてのRCTはうつ病治療に呻吟する精神科医を震撼させた。CBASPの理論と技法を詳説する。
水曜日の認知行動療法研究会で、不安障害の実践マニュアルを訳出しました。治療者向けガイドおよび患者向けマニュアルを備え、きわめて実践的な本です。
半官半民の団体による、比較的公正な治療ガイドライン。みんなの勉強をかねて教室のみんなで翻訳しました。オーストラリアのプライマリケア向けとなっていますが、日本の一般精神科医にとっても十分に詳しいガイドラインになっています。
がんに罹っても自分らしく生きるために。心の問題が患者の生活の質にいかに影響を与えるのか、その影響にどのように対処したらよいのか、具体的に解説し、患者や家族、医療関係者への心構えを、日本のサイコオンコロジーのfounding fathersの一人、明智が一般向けに書き下ろしました。
名古屋市立大学と山梨大学の精神医学教室が総力を結集して、今、若い人に精神科の診察や診断について何を伝えるべきか、まとめあげた。面接の基本的技法や態度に始まり、Evidence-Based Diagnosisの理論、そして診断をどのようにまとめ上げて記録してゆくべきか、あくまでも実践に役立つことを目指して、きめ細かに解説。
JAMAに掲載され、世界のEBMの潮流を決定づけたUsers Guidesシリーズから、有用な論文をコンパクトに集めたもの。名市大精神・認知・行動医学分野と東大薬剤疫学講座とで共同翻訳しました。特に第2部の臨床論文を読むために必要な統計学の章が出色です。
専門研修をお考えの方
大学院をお考えの方
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